こういった悩みをお持ちの投資初心者におすすめの一冊がこちらです。
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著者の渡部さんは、証券会社で働く経験を持ち、20年以上にわたって『会社四季報』を2,000ページすべて読まれていました。
その経験を元に、10倍株・100倍株の特徴や探し方を書かれています。
ぼく自身何度か10倍株を買った経験があり、たしかに本に書かれている特徴に見事に当てはまりました。
成長株はリスクもある「攻めの投資」ですが、リターンが大きいのも事実。
経験も交えながら、この本で紹介されている10倍株の特徴を解説します。
書籍の中で紹介されていた8銘柄は、2021/08/24時点で10倍になっているものはありませんでした…
むしろ株価が上がっている銘柄はなく、全体的に1/3くらいまで下がっています。
投資は自己責任です。参考になる部分は多い書籍ですが、最終的には自分で判断することが大切ということがよく分かりますね。
成長株の探し方
買った時の株価より、高い株価で売ることで利益を得るのが成長株への投資です。
AppleやAmazonなど100倍どころか1,000倍になっている銘柄もあり、こういった企業を成長株と呼びます。
100万円分の株を買って100倍になれば…なんと1億円。税金を引いても7,000万円近くの利益が得れるなんて夢のある話ですね。
(そうそう無いように見えて、意外とあったりします。気になる方は「100倍株」で検索してみてください)
ではこのような成長株をどう探せばいいのか?
アメリカの有名投資家ピーター・リンチの言葉が引用されています。
テンバガーを見つけるには、まずは自分の家の近くから始めることだ。裏庭になければ、商店街や、職場である。※テンバガー = 10倍株
著者の渡部さんは、この成長株を『会社四季報』を使って探すことを推奨されています。
『会社四季報』にはすべての上場企業の情報が掲載されています。
10倍株の特徴を持つ銘柄に付箋などを貼っていきましょう。(そういう意味で紙版がオススメ。電子書籍はイマイチです)
10倍株の特徴
10倍株には特徴があり、本書では4つポイントが挙げられています。
- 増収率が高い(20%以上)
- 営業利益が高い(10%あれば優良)
- オーナー経営者で筆頭株主
- 上場5年以内
ぼく自身が経験した10倍株は、見事にこの4条件を満たしていました。
これからの成長(=値上がり)に期待してみんなが買うことで値上がりする。
それはどういう企業かと言うと、今後の大幅な利益が増えることが見込まれてる企業ですね。
ソニーなどの老舗企業が大きく株価を上げるケースもありますが、やはり上場間もない企業の方が大きく成長する可能性を秘めています。
さらに意識したいポイント
上記の4ポイントに加えて意識しておきたいことも紹介されています。
- 増資や株式分割を行っている
- PSR、PER、PBRの高さは気にしない
- 買いは同程度の額で分散投資
- 売りは明確なストーリーで決める
これらの項目ひとつひとつに対して1記事書けるくらい納得できます。
最近買った銘柄に個人的な判断で分配せず、同程度に分散しておけば今頃…という経験をしている最中なので、非常に刺さっています。
『会社四季報』を使って10倍株を探してみよう
とはいえ『会社四季報』は2,000ページあるので、一般の投資家がすべて読むのは難しいでしょう。
まず読むべきは巻頭3ページの「各号のポイント」と巻末の「編集後記」「市場別決算業績集計表」だそうです。
ここに市場のサマリが書かれているので、基準とするということですね。
また成長株が多い3100番台、3200番台、3400番台、3500番台、3600番台、3900番台、6000番台、6100番台、6500番台を注視することもいいそうです。
自分がくわしい業界だけを見るのも個人的にオススメです。
『会社四季報』では業界ごとに銘柄がソートされています。
自分がはたらいていたり、趣味でよく知っている業界ってありますよね。
(ぼくの場合だとソフトウェア関連を徹底して調べます)
めくっていると「お、ここ上場してたんや!」なんて企業があったりして楽しいです。
リスクもあるけど、そこそこリターンの大きい成長株。
実際に買わずとも、証券口座を開設してお気に入り銘柄を登録すればチャートを追うことはできます。(無料かつノーリスク)
まずは勉強した上で、『会社四季報』から好きな銘柄を見つけてみてはいかがでしょうか?
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